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『改訂版 意味順式で中学英語をやり直す本』レビュー|英文法の理解が劇的に変わる!

こんにちは、ぶぅちゃんです。

今回は、英語学習の効率を大幅に上げる可能性を秘めた参考書『改訂版 意味順式で中学英語をやり直す本』のレビューをお届けします。
英語の文法や構造に苦手意識がある方、もう一度基礎からやり直したい方に、特におすすめの一冊です。

英語学習において、適切な参考書選びは非常に重要です。
特に、文法や英文構造の理解に苦労している方にとって、その重要性は計り知れません。

本記事では、英語の文構造を「意味順」という新しい視点から解説し、英文法の理解を深める画期的な参考書『改訂版 意味順式で中学英語をやり直す本』をご紹介します。

この本は、英語が苦手な方や、基礎からやり直したい方におすすめです。
「意味順」という考え方を用いることで、複雑に見える英文でも、シンプルな法則で理解できるようになります。

本記事は2024年6月24日時点での情報を基に執筆しています。
最新の情報は出版社の公式サイト等をご確認ください。

目次

基本情報

書籍名改訂版 意味順式で中学英語をやり直す本
著者佐々木 啓成 / フランチェスコ・ボルスタッド / 監修:田地野 彰
出版社KADOKAWA
発売日2023年1月27日
ページ数160 P
価格1,430円(税込)
音声DL / CD
アプリ有(abceed対応)
電子書籍Kindle / 楽天Kobo
公式サイトの情報を基に作成

たった1つのルールだからどんな英文もスラスラわかる

英語の文は「だれが」「する(です)」「だれ・なに」「どこ」「いつ」という意味のまとまりで構成されており、どんなに複雑な内容でも、この意味の順序に単語をあてはめれば、簡単に英文が作れます。

この方法を「意味順」と呼びます。

本書は英語に苦手意識をもつ方へ、この「意味順」を用いて中学英語を整理するドリル形式の学習書です。

「意味順」なら英語をやり直せます!

KODAKAWA

『改訂版 意味順式で中学英語をやり直す本』の特徴と構成

著者の専門性や信頼性について

本書の著者陣は、英語教育の第一線で活躍する専門家です。

佐々木啓成氏は、高校教諭として豊富な教育経験を持ち、意味順に関する著書も執筆しています。
フランチェスコ・ボルスタッド氏は、大学教授として25年以上の教育経験があり、CLIL(内容言語統合型学習)の研究者でもあります。
監修の田地野彰氏は、名古屋外国語大学教授で、『<意味順>英作文のすすめ』など、多数の著書があります。

このような実績豊富な著者陣による本書は、信頼性の高い内容となっています。

本書の特徴

本書の主な特徴として、視覚的な理解を促進する点が挙げられます。

中学英語レベルの文法を「意味順」と「文法事項」の2つの軸で整理し、文法の全体像と関連性が一目でわかるようになっています。
また、書き込み式ドリルを採用しており、ショートストーリー形式の楽しいドリルで、意味順の考え方を定着させることができます。

さらに、本書は実用的な英語力の向上を目指しています。
単なる知識の習得だけでなく、コミュニケーション力の向上も重視しています。
説明はシンプルで、複雑な文法説明を避け、分かりやすい解説を心がけています。

視覚的な学習支援も本書の特徴の一つです。
大きなイラストを使用し、中学英語の教科書のような親しみやすい雰囲気を演出しています。

章立てや構成の説明

本書は全33レッスンで構成されており、以下のような流れで学習を進めます。

  • Lesson 1~11 : be動詞の基本(現在・過去、肯定文・否定文・疑問文)を学びます。
  • Lesson 12~22 :進行形や未来表現などを扱います
  • Lesson 23~33 : 比較表現や不定詞などの応用的な文法事項を学習します

各レッスンは、文法説明、意味順ボックスでの整理、ドリル問題という構成になっています。
また、11レッスンごとにまとめドリルがあり、学習内容の定着を図ることができます。

『改訂版 意味順式で中学英語をやり直す本』の効果的な使い方

学習のポイントやコツ

本書を効果的に活用するためのポイントをいくつか紹介します。

まず、意味順ボックスを積極的に活用することが重要です。
各文法項目を意味順ボックスに当てはめて整理することで、英文構造を視覚的に理解できます。

また、付属の音声やアプリ(abceed)を使って、リスニング力も同時に強化することをおすすめします。
書き込み式のドリルを何度も解くことで、学習内容を確実に定着させることができます。

他の学習方法や参考書との組み合わせ方

本書の学習効果を最大限に引き出すためには、他の学習方法と組み合わせることが効果的です。

例えば、英語の多読と組み合わせることで、本書で学んだ文法知識を実際の英文読解で確認し、応用力を養うことができます。

また、スピーキング練習と連携させることも有効です。
意味順で理解した文構造を、実際に話す練習に活かすことで、総合的な英語力が向上します。
さらに、オンライン英会話と併用することで、本書で学んだ表現をネイティブスピーカーとの会話で使ってみることができ、実践的な英語力が身につきます。

学習計画の立て方や目安

学習計画の立て方としては、1日1レッスンのペースで進める方法があります。
これなら33日間で一通り学習できるので、短期集中で英語の基礎を固めたい方におすすめです。

一方、仕事や学校と両立させながら学習したい方は、週2~3レッスンのペースでじっくり学ぶのがよいでしょう。
この場合、3ヶ月程度かけてゆっくり進めることができます。

どちらの方法を選んでも、定期的な復習を行うことが重要です。
各章の終わりにあるまとめドリルを活用し、定期的に復習することで、長期的な定着を図ることができます。

『改訂版 意味順式で中学英語をやり直す本』の評価

網羅性

英語文法項目が漏れなく網羅されているか、重要ポイントが過不足なく押さえられているか、そして英語の基礎を固めるのに十分な内容かという点を評価基準として、本書を評価しました。

本書は中学英語レベルの文法項目を幅広くカバーしており、be動詞から不定詞まで、基礎的な文法事項を網羅しています。

ただし、説明がシンプルであるため、より詳細な文法解説を求める学習者には物足りない部分があるかもしれません。
しかし、英語の基礎を固めるという目的においては十分な内容が備わっていると言えるでしょう。

わかりやすさ

解説に視覚的な工夫(マンガ、イラスト、図表など)が用いられているか、文章表現が平易で初学者にも理解しやすいか、全体的なレイアウトが見やすく学習しやすいかという点を評価基準として、本書のわかりやすさを評価しました。

本書の最大の特徴である「意味順ボックス」は、英文構造を視覚的に理解するのに非常に効果的です。

また、大きなイラストや見やすいレイアウト、シンプルな解説文など、初学者にも親しみやすい工夫が随所に凝らされています。
文法用語も必要最小限に留められ、平易な日本語で説明されているため、英語が苦手な学習者でも取り組みやすい内容となっています。

問題の質と量 [revoew_stars 4.5/5]

練習問題や応用問題の量が十分か、問題の難易度やバリエーションは適切か、そして知識の定着や応用力の養成に効果的な問題かという点を評価基準として、本書の問題の質と量を評価しました。

各レッスンには書き込み式のドリルが用意されており、学習した内容を即座に練習することができます。
また、11レッスンごとのまとめドリルも、知識の定着に役立ちます。

問題の難易度も適切で、基礎から徐々にステップアップしていく構成になっています。

ただし、より高度な応用問題や、実践的な英作文問題がやや少ないため、上級者向けの練習としては物足りない可能性があります。
しかし、中学英語レベルの基礎固めという観点では、十分な質と量の問題が用意されていると言えるでしょう。

総合評価

項目評価
網羅性
わかりやすさ
問題の質と量
総合評価

『改訂版 意味順式で中学英語をやり直す本』は、英語の基礎を効率的に学び直したい方に非常におすすめの一冊です。

「意味順」という新しい視点で英文構造を理解できる点や、視覚的な学習方法で英語が苦手な人でも取り組みやすい点が高く評価できます。
また、著名な英語教育の専門家による信頼性の高い内容や、書き込み式ドリルで学習内容を即座に定着させられる点、さらに音声やアプリ対応でリスニング力も同時に強化できる点も魅力です。

一方で、詳細な文法解説を求める学習者には物足りない可能性がある点や、上級者向けの応用問題が少ない点には注意が必要です。

本書は、中学英語レベルの基礎を固めたい方、英語の文法や構造に苦手意識がある方、そして効率的に英語をやり直したい社会人の方に特におすすめです。
「意味順」という新しい視点で英語を学ぶことで、これまで理解できなかった文法や構造が明確になり、英語学習のブレイクスルーになる可能性があります。

ただし、すでに高度な英語力を持つ方や、詳細な文法解説を求める方には、別の参考書と併用することをおすすめします。

英語学習は長い道のりですが、この本を通じて英語の基礎をしっかり固めることで、より高度な学習へのステップアップが可能になるでしょう。「意味順」という新しい視点で英語を見直すことで、あなたの英語学習が大きく変わるかもしれません。ぜひ、この機会に挑戦してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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